【おしらせ】 不定期ながら活動して参りました映画Podcast「ポッドキャストでつかこ※う※へ※い」は3人の度重なる議論の末、ある一定の水準に達したという結論に達し、解散の運びとなりました。永きにわたる御愛顧、誠にありがとうございました。 なお、活動母体として使用していたSeesaaブログは存続しますが、今後の更新は予定していません。Twitter、Facebookページ、Mixcloudは7月末日を持ちまして、運営を終了します。 何卒、ご了承くださいませ。

2012年11月03日

村山1人語り 「ドラえもん のび太のドラビアンナイト」

ねえ、◯力彩芽ってどうしたらいいと思います?
ようやく見れるようになってきました。ですが、やはりどこかで抵抗感を覚えている自分がいまして。
事務所は◯ーニングなわけで、上戸彩的な「健康的かつ純然たる美少女」を狙っていると思うのですが。
いかんせん、器がさ・・・。

別に◯細工だと一刀両断したいわけではなくって。本当に日本人よ、それでいいのかと僕は思うのです。
プロモーションて必要だと思いますが彼女の成功は「金さえ積めば何でも成功する」を意味する。
かわいいも才能です。演技力も才能。腰の低さも才能のうちでしょう。
彼女は何か1つでも持っているのでしょうか。
このままでいいのかっ!?みんなが応援したくなる女子ぐらい、みんなで選ぼうぜっ!!!

村山です。

東京ダイナマイト風なはじまりになりました。こちらです。

「ドラえもんのび太のドラビアンナイト」

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あらすじ
ドラえもんの留守中、「絵本はいりこみ靴」で童話の世界に遊んでいたのび太。
靴を片方なくしたしずかが中に閉じ込められてしまう。
ドラえもんとのび太は、タイムマシンでアラビアンナイトの世界へ向かい、絵本の世界との接点を探す旅にでる。
劇場版第13作。


子供が水疱瘡になってしまいまして、でも思ったより元気で安心しているのですが。
でかけることもできないので、TSUTAYAで借りてきて見ました。
世代的にはズレているので、見ていなかったわけですが。

ドラえもん、遠い昔の記憶ではワクワクドキドキ、今で言うwktkされた冒険活劇の様相は今見ても何も変わっていないことに気付かされます。
ひみつ道具が出る、同級生が力をあわせて何かをやり遂げようとするさまはどこまでも心地よいですな。
おそらく、藤子・F・不二雄先生は、アラビア文化というのはどこよりも先進的だったというのが伝えたかったかのように思います。

伏線と回収もわりとできていて、その点に関しても不満はありません。
ドラえもんの帽子が地味に活躍するあたりとか、ステキですね。
キャラクター配分もよいと思いました。ジャイアン、スネオ、しずかの活躍具合もちょうどよい。
珍しくのび太、ドラえもんへのフォーカスがあまりない作品だとも思いますが。

しかし、スジは結構大人になって見るといい加減なものですね。
もちろん、「ここであのひみつ道具出せばいい」は言いっこなしだとはわかっていますが。
アラビアのロレンスの世界に閉じ込められたしずかちゃんを助けるために、過去にむかう。
実はアラビアのロレンスは史実に伴う記述があるのでいるはずだ、と。

・・・まぁギリッギリ飲み込んだとして。
その後、しずかを助ける場所を特定させるのが「のび太がしずかが奴隷になってる夢を見た」からなんです。
エスパーじゃん。エスパー魔美だと物語が違うぞ。
その一縷の望みを信じて最終的にもれなく見つかってしまう!

おい、エフ!!

あと小学生のいたいけなスネオとジャイアンを、見た目だけでドラえもんの「召使い」にしてしまう残酷さ。
おい、いくらイジメっ子でも不満噴出だろっ!

なかなか大人になってから見ると粗が目立ってしまうもので。
自分の子供に見せるものは何がいいのだろうか、そんなことを考えた夜でした。

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2012年07月17日

村山1人語り 「おとなのけんか」

キャサリン・ゼタ・村山です。今回見た映画はこちら。

「おとなのけんか」
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あらすじ
ニューヨークのブルックリンの公園で遊んでいた少年たちの間で争いが起こり、少年ザッカリーに棒で叩かれたイーサンが前歯を2本折るケガをした。ザッカリーの両親である弁護士のアランと投資ブローカーのナンシー夫妻はイーサンの家を訪問し、イーサンの両親であるマイケルとペネロペ夫妻と和解の話し合いを始める。当初、話し合いはなごやかにすすむが、次第に4人の話はかみ合わなくなり、険悪な雰囲気へと変わっていく。


元々は、舞台劇だそうで。ああ、そうだろうなとうなずける作品でしたね。
監督はロマン・ポランスキー。そうです。第1シーズンで高水準を叩きだした「ゴーストライター」の監督。
あの映画はにゅるっとした冷淡な笑いが面白みを足していたような気がしていたのですが、その監督がコメディっぽいものを撮っています。ということで、観ました。

この映画、会話以外展開がありません。
場所も「イーサン夫婦の家」からほぼ出ることさえありません。
ロマンは、こんな感じが好きなんでしょうね。ゆるーい会話劇みたいなの。

最初のシーンで、子供たちが外で遊んでいて「事件」が発生する場面が遠目に撮影されています。
そこからカメラが近づくのがすげえ遅い。
それがこの映画ってこんな展開の仕方しますよーというのを表していています。うまいですね。

イーサン・妻を演じるのがジョディ・フォスター。えとね、大好きです。
なぜってタクシードライバーに出てるから。でも日本的なかわいさがある女優だと思いますよ。
今回もキレキレ。ずっと何かしら怒ってますよね、ジョディ。でも似合うんだなぁ。
日本版では、大竹しのぶがこの役を演じたそうで。ああ、タイプとしても近いものあるかもとおもいます。

お互いの子供が接点を持っているだけで、ほぼ面識のない2組。
場を設ければ、お互いは牽制のパンチを撃ちあうに過ぎない。
しかし、そこからたまたま運命の紐がほつれ始めると…。という展開です。
良識のある行動を目指す家族が、沸点を超えると手がつけられない様。豹変ぶりがはんぱない。
こういった構成は役者頼みに近いので4人ともうまいのでしょう。

結局は対立構造がいつの間にやら崩壊し、男子は男子。女子は女子の肩を持ち始める。
ものすごくアバンギャルドな展開ながらすんなり見れる、美しい脚本です。
納得がいかない理由がないですもの。

そしていつも言います。トータル79分!とうとう80を切る映画が表れました。抜群です。
こういうのを褒めていかないと邦画は長くなる一方です。
余計な装飾がいらないと判断したロマンは、やっぱ出来るオトコなんですよ。

これを映画じゃないという人もいるでしょう。
でも僕はスジがいいのが一番難しいと思っているので、これで正しいとおもいます。
いやぁ、人の不幸ってほんと面白いなと感じた性格の悪いぼくですのでかなりの高得点です。

あなたはどう見る?それが大事。
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2012年04月14日

村山1人語り 「こち亀 THE MOVIE 〜勝鬨橋を封鎖せよ!〜」

やほい。ジャン・クロード・村山だよっ!

いかがでしたか?2011年度、総決算は。
毎回ランキングづけをしといて、最後にひっくり返すってどうやねん!
と思うかかもしれませんが。

正直な話、最後のランキング付けの時なんて、ぼく「いかにまとめるか」しか考えていなくて。
改めてまぜこぜにしたことで、3人のものをお届けできたらと思ったのですよね。
できあがったランキングは少なくとも3人は納得しています!ぜひ、ご参考に。

さて、1人語りまいりましょう!みなが興味あるけど見ていないものを見るのも1つの面白さ。
こちら!

「こち亀 THE MOVIE 〜勝鬨橋を封鎖せよ!〜」

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あらすじ
国民的な人気コミックがスクリーンに進出。SMAPの香取慎吾が'08年のTVドラマ版に続いて主人公の“両さん“に扮し、香里奈、速水もこみちといったおなじみのキャストが集結。さらに深田恭子らをゲストスターとして迎え、“両さん“の笑いと涙の恋物語とスケールの大きな難事件が繰り広げられていく。

なんにせよ。語る上で前段にこの話に触れないわけにはいきますまい。
香取慎吾が両津勘吉って!問題。

この「人選の時点でコケそうなにおい」が蔓延してしまったことがこの作品の最大の汚点だと思うのです。
わたしもドラマ1話を見た時点で「こりゃダメだわ」と思いました。

こち亀の両津勘吉というキャラクター自体は、非常に国民的に成りうる器量を持っていると思います。
目線は正しいのです。
無鉄砲で女にはめっぽう弱く情にモロい。これって、車寅次郎と設定はまったく一緒なわけですから。
男性は共感し、女性はキュンとくる。そんな愛されるキャラクター。だからこそ長寿漫画なわけでしょう。

香取慎吾はなぜか昔から漫画キャラを充てられてしまいます。
まともな演技ができないと思われているのでしょうか。
忍者ハットリくんとか、座頭市とか元々イメージがあるものしかやらせてもらえません。

で、今回もそうなのですが。
そろそろ「こんな仕事、おれにやらすなよ!?」とキレてもいい仕事を、相も変わらず全力でやりきる。
彼の役作りは「そのまま」なんですよ。アニメで両津勘吉が言いそうな言葉をそのまま、言う。
台本が悪いのかもしれませんが、アニメで成立する言葉って口に出すとやはり違和感が残るのです。

for Example…
「ぶ、部長ーーーっ!!!」とよく両津は漫画の中で言うわけなんですが。
普段の会話の場合、そこに「ぶ」はどう考えてもつかないですよね?
これはあくまでも漫画の中での誇張表現なわけです。
つまり、実写の場合その「ぶ」はいらないわけですよ。なのにつけてしまう。
さらに、そこにもうどうしようもないうすら寒いギャグが入ってくるわけで。
最初の30分は苦行以外の何物でもありません。ここまでで終わらせてるのが、ドラマの展開だったと思います。

ですが!ここからですよ!みなさん!
コメディ要素のなくなった中盤から、俄然ストーリーがマジメになった辺りからこの映画。
奇跡的によくなってくる!
おそらくドラマの60分では間に合わない違和感が、2時間あると「慣れてくる」のが最大の理由かと思われるのですが。

というかですね。オープニングが勝鬨橋の計器のナメから入る辺りとか、映像美はかなりあるんです。
後ろのカットにさりげなく浅草に建設中のスカイツリーが出てきたり。
葛飾の風景を切り取る小技が冴えていて、引き込まれる感じにはなっているのです。
ここはあえて引き絵でとか、ハイスピードカメラを駆使して雨粒をくっきり見せてるとことかあるし!
ウマいんですよ!

おまけに勧善懲悪になっていなかったりする!最近の邦画には相当珍しい!
犯人にちょっとしたエクスキューズをつけて、悪役商会にしない辺りもストーリーとしてよい!
いや、ずさんな所もあるけど、正直「踊る3」なんかよりは全然いいですよ!!
少なくともオレはこれより面白くない映画、邦画では山ほど知ってるて!

こんな意外性があるからこそ、映画は面白いのです。
あ、あと毎回僕が映画を見始めるとヨメは「眠い」と言って寝てしまうのですが。
こち亀に限って最後までみやがった、ということはそれなりに展開があって面白いのではないでしょうか。

あなたはどう見る?それが大事。
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2012年03月21日

山本1人語り「東京プレイボーイクラブ」

うわお。出ました、まさかの山本一人語りです。山本です。

珍しくポッドキャストのお題以外に個人的に映画を観てきましたよ。
まさに今、横川シネマにて公開中、今週金曜までということで、これ読んでまあ観に行ってみたろうかななんて思ってくれた人がいたら幸甚の極みです。
それで本当に観に行ってくれたとして、面白かった面白くなかったは個人の主観だから僕を責めるのはやめてくださいね。山本です。

観に行った映画はこちら。



あらすじ
24歳新人監督・奥田庸介がエレファントカシマシの楽曲「パワー・イン・ザ・ワールド」にインスパイアを受けて書き起したオリジナル脚本。
血の気が多く、喧嘩沙汰で流れ者となった勝利(大森南朋)は行く宛もないまま、昔の仲間・成吉(光石研)の経営する店に身を寄せる。この店のボーイの恋人であるエリ子(臼田あさ美)もまた、さまざまなトラブルに巻き込まれこの店で働くことになった・・・。ハンパものたちが集まる『東京プレイボーイクラブ』。この薄汚れた東京という街の中で、彼らの運命はいったいどこへ転がるのか―――


ふぅ。。。これあらすじコンパクトにまとめるだけでかなり労力使いますね。早くも不安です。

何を隠そう私は大のエレカシキチ◯イなもんで、エンディングテーマに中途半端に昔の楽曲が起用され、しかも監督がその曲にインスパイアされて書き起こした脚本っていうんでそれだけで興味持つわけです。
えらい図太いことする監督がおるなあと、それだけで思っちゃうわけですね。

で、観に行くことは決めていました。
いつも映画を観るときは極力監督が誰それとか原作が何がしとか、そういう制作背景の情報はなるべく知らないままでいたいタイプなんです。その方がまっすぐ作品と向き合えるし、本当は好きなはずなのに、制作背景云々の情報が邪魔して好きと思ったことを自覚出来なかったりもしうるんですよね僕の場合は。流されやすい。
でも観に行く直前に知ってしまったんです。

監督が24歳。

・・・若造!

大丈夫かしらと不安にも思いつつも、いや若いからこそ、こういう背景だけでパッションを燃やして作れてしまった映画なんだと期待もできるし、と、+-0のフラットに自分を戻して観に行きましたよ。
前置きが長いですね。映画の批評なんてしたことないので、どう書くべきか書きながら考えているんですよねうん。

さて、前述のとおり若き監督の情念で撮った映画なのだろうと思っていたものの、意外や意外、全体的に“軽妙”なんです。観やすい。

舞台は東京(エレカシだから当然だよね!)の場末、やくざ者が行き交う繁華街です。
無鉄砲な勝利(かつとし)の行動からトラブルが生まれ、それを成吉が何とか収束させようと奔走するも、事態はどんどん悪化していき、エリ子は完全に不可抗力で巻き込まれていき、そんな不器用な3人がクライマックスではいよいよ窮地に立たされ、そしてエンディングへ。。。

・・・なんかハードボイルドな設定でしょ?でもなんかやっぱ軽妙なんです。
暴力描写は多くて痛さまで伝わる描写になっているけど、でもなんだか全体的に漂う軽妙さ。これは監督のユーモアと、スタッフ陣の細かーく目の行き届いた演出の妙なのだと思います。
成吉の可愛らしい北九州弁?だったり、やくざのボス「松ノ介」のお腹の刺青ど真ん中に「松」って入ってたり、SM趣味で乳首に流した電流が原因で死んでしまったり、シリアスな場面で偶発的にラジカセからチェリッシュの「てんとう虫のサンバ」が流れたりその他多数。まあ意図してやってるみたいです。

「てんとう虫のサンバ」が流れる場面は、世間一般的に生きられない人間の哀れをあぶり出してて、カタルシスを感じる演出で好きでした。映画を見せるための演出が素晴らしかったと思います。観てて若造が撮った映画だと意識することもなかったです。

そんな演出のもとで、ストーリー・構成はやっぱりちょっと甘かったかなあと思わざるを得ないかなぁ。(うわぁ批評って勇気いるなぁ)
個人的には勝利の内面の移り変わりを、もう少しだけ!ほんのちょっとだけでも描いて良かったのではないかと。何しろエンディングの要はそこなんです。勝利が最後に取った行動がエンディングなんです。とっ散らかってる割に、ストーリーの動き?うねり?って、そこだけだったりします。
あとはとにかくエレカシの楽曲からインスパイアされた世界観を「描いたぜ!」という風に感じました。

とか言いながら、僕はこの映画結構好きです。
軽妙なトーンに乗せながら、結局勝利のクライマックス(といっても全然劇的な終わりではないのだけど。)だけを残り香的に見せて終わる、という構造。
妙に渋いです。
勝利にストーリーを寄せなてないのが逆に渋みの素になっているのかな。あまりにも描かなさすぎなような気はしましたが。

「はちゃめちゃな世界に、一人の男が立っている。」ただそれだけなのです。
楽曲から引用するなら、「枯れ果てた大地の一輪の花」、なのです。
エレカシの楽曲から生まれたというのもファンとしては全く嫌じゃない世界観でした。
むしろよくここまでインスピレーションを広げれるもんだと感心しました。

でも最後に、1個だけ言いたいのです。
見終わってから買ったパンフの、プロデューサーとの対談記事から監督の言葉を抜粋します。

「実は映画のクライマックスシーンが大森(南朋)さんのアドリブなんです。これがなかったら、この作品は成立してなかったなあって。」

本当にあのアドリブなかったらどうするつもりだったのか!?

さすがかっこいいぜ!大森南朋!
もちろん光石研も!
やっぱりかわいいぜ!臼田あさ美!

ということで山本一人語りを締めさせていただきます。

あなたはどう見る? それが大事。

<予告編>
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2012年03月19日

村山1人語り 「食堂かたつむり」

今日は、まもなくこのポッドキャストが決算をむかえるということで。
わたくしがこんなことをはじめるきっかけになった映画をご紹介します。こちら。

「食堂かたつむり」
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あらすじ
26万部を超えるベストセラーとなった小川糸の同題小説を映画化。
母と娘の確執と和解を中心に、人々に幸せをもたらす不思議な食堂をファンタジックなタッチで描いたヒューマン・ドラマ。


ぼくは20代後半までほとんど映画を見ていませんでした。多分、人並み以下だと思います。
時間を合わせるのや、お家でさえDVD入れるのがおっくうという単純な理由からです。

そんな時、気分転換に当時妊娠中の嫁が借りてきた映画がこれでした。
ほぉ確かに。テレビとかで宣伝とかも見ていましたし、ウマそうな料理も出てくる。
たぶん「かもめ食堂」の模倣のようなもので、オーガニックに生きる雰囲気ものなのであろうと。
いいではないか、見てみようとなったわけです。

僕の考えは星一徹のちゃぶ台返しばりに覆されます。

飼ってた豚を食って、「豚さんは喜んでいる」と解釈するご都合主義解釈には吐き気をもよおし。
周りに迷惑をしとどにかけていきながら、全力疾走で自分を肯定していく主人公の行動に?の連続で。
だんだんとこんな映画が全国公開されていくことに、世相の難しさを考え。
観終わったあとは、◯咲コウはおろか、◯咲コウにこの仕事をふったマネジャーにさえ嫌悪感を覚えました。

シナリオが最低すぎる!とこの原作者に心底、中指を突き立てたい衝動に駆られたのです。
これだけ人に対して軽蔑の念を抱いたのは、湯川れい子【ヒップホップが日本の音楽をダメにした、と平気でのたまう人。本当に消えてほしい。あえて伏せない】以来かもしれません。

その後、わたしはどうなったか。
1週間は虫の居所「思い出し怒り」が止まらず、各方面で「食堂かたつむりは最低だ!」と言いあげました。
このままだと僕が変わり者になってしまう!この感覚をわずかでもいいので誰かと共有したい。そう考えたのです。

罵詈雑言を並べ立てるうちに、だんだんと怒りもおさまり落ち着いてきたころ。
ようやく自分の足元を見れるようになり、はたと気づきました。

1つは自分たちがエンターテイメントをいかに先入観やイメージだけで捉えているかということ。
そう。おそらくこんなんだろう。多分、こんな感じでしょ?を理由に自分の目で捉えないままに見過ごすものがいかに多いことか。
広島というローカルに身を置いている時点で、首都圏に住んでいる人たちよりその数は限られます。
なのに、僕はその全体像を勝手にとらえて、評価している。どうせ、こんなんだろと。
なので、これからは自分の目でできるだけ確かめていこうと思うようになったのです。

そしてもう1つ。
あれ?僕は、いろんな人に「食堂かたつむり」を見ろと言っている。つまり。おすすめしてしまっている。
それって、映画の視点からして「食堂かたつむり」の勝ちなんじゃないだろうか、ということです。
よかった!とクソ映画!はもちろん対極に位置しています。そして前者の方が圧倒的に人を惹きつけることには違いありません。
ですが、どちらも「突き抜けている」ことでは共通していて、それでこそ印象に残るわけです。

今、回想してみてもオープニングの下らないアニメーションから最初に作るゲロみたいなスープまでつぶさに覚えています。
悔しいぐらいに。でもそれよりは「まぁ、よかったかな」ぐらいの映画なんかの方が、哀しいかなよっぽど忘れてしまっている。
僕はいろんな意味で、「食堂かたつむり」にヤラれているのです。


駄作でも名作でも、最後に着地できれば気も晴れる。
だからより合って、ポッドキャストをはじめてみようと思い立ちました。

今思えば「食堂かたつむり」は僕の人生観を変えた思い出深い一本ということになるのです。
ありがとう!食堂かたつむり!!!




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2012年02月28日

村山1人語り「ドラゴンタトゥーの女」

大人になってこんなことやってるとは露にも思わなかったなぁ。
大人はこういうこと、やらないものだと思っていました。
あ、ちなみに今日はヨメがいません。

観たのはこちら。
「ドラゴンタトゥーの女」
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あらすじ
『ソーシャル・ネットワーク』のデヴィッド・フィンチャー監督が、世界中で5000万部を売り上げる同名ベストセラー小説を映画化。雑誌“ミレニアム“の屈強なジャーナリスト、ミカエルが天才リサーチャーのリスベットとともに、40年前に起きた謎の失踪事件の真相解明に挑む。


デヴィッドフィンチャーですね。
ねえ。昔は「デビットフィンチャー」でよかったのが「デヴィッドフィンチャー」になってるのは誰が言い出してんの?

正しくは、○○だよみたいなこと言ってるバカがいるのか。
カタカナになってる時点で日本語読みなんだから、どっちでもいいだろうが!
統一したいだけなのに、また覚え直さないといけなくてめんどいんだよ!

はい。本旨。
監督さん好きなんですね。僕は「ソーシャルネットワーク」もかなりの傑作だと思ってます。
この監督の手法は、バラバラにある両者を見せていきながら、それが最終的に1つの壮大なドラマになるってパターン。点が線にになるってやつです。TENGA仙人。
今日、シモ多いな。

なんだかんだで全部観てるんじゃないかな。ファンと言っていいでしょう。
何気ない会話やシーンで、情報量を詰め込んで登場人物の性格を見せることに長けてる監督でして。その辺りも好きな理由の1つです。

久しぶりのタバコを吸うことで「この人は苛立っていて、精神的に追いつめられてる」という描写にしたのは上手だったなぁ。

今回も「ドラゴンタトゥーの女」と「ジャーナリスト」の2人を交互に見せて行きながら、真実を暴くストーリーテリングへとつながっていきます。

ドラゴンタトゥーの女役の人がすごくハマり役ですね。
過去に何かしらを抱えている退廃的な雰囲気がばっちり。
吐き捨てるように言葉を紡ぐあの感じも気持ちが良いです。

あとは、冬のスウェーデンとデヴィッドフィンチャーが造り出す独特の重い雰囲気は相性がいいように思いました。彼の映画、総じてテイストが重いんですよ。

性描写が意外にも今回多いのですが。
その辺の絡みは必要であったか、ちょっぴり疑問を感じる節もあります。
今回の事件に踏み入ることを本人が意識していたのか、と言われると違う気もしますし。
初めて出会えた仲間意識で寝たのか、元々バイセクシャルなのか。
最後までわかんなかったんですよね。

オチが小さく終わるので、そこに不満を唱える人もいるかもですが。
僕はあれぐらいでもいいのかなぁとも思います。いや、むしろそんなもんでしょ、と。
ただ、あそこから続きがあってダレなかったのは、デヴィッドの手腕なんでしょうね。
その感覚からすると、新しい!とも言えます。

デヴィッドフィンチャーやっぱり大好きです。
でも、この映画が一番ではないですね。

ファンとしては、そのぐらいの感想かな。観て損はないと言っておきます。
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2012年01月17日

村山1人語り 「まほろ駅前多田便利軒」

最近、ゾンビ映画しか観てないんです。○○オブ•ザ•デッドみたいな。
でも、まぁたまにはこんなの。こちら

「まほろ駅前多田便利軒」

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あらすじ
50万部を超えるベストセラーとなった三浦しをんの小説を、瑛太、松田龍平共演で映画化。東京と神奈川の境にある“まほろ市”を舞台に、便利屋を営む男と居候の友人が出会う人々の様々な人間模様を綴る。監督:大森立嗣。


DVDで拝見しました。映画館で見逃しちゃったのよね。
監督は、大森南朋のお兄さんらしいです。だから、なおちゃんもカメオ的に出演。

こういった男性2人ものには弱いんですよ。ぼく。古くは「レインマン」とかさ。
言ってしまうと、男性のなれ合いなんですけどそういう土臭い感じ、好きでして。
なんかこう、ちぐはぐな2人が徐々に距離を縮め合って、最終的にはくっだらないことでバカ騒ぎみたいな野郎のノリ、すてきじゃないですか。

あげくに松田龍平が好きなんです。
映画で言えば「青い春」「悪夢探偵」が結構自分の中で高評価なんで。
なんか、この人の方が優作の面影があるでしょ?翔太より、だからですかね。

に反して、瑛太はぼくだめなんです。
なんか番宣とかでバラエティ番組に率先して出るわりに、全然しゃべんないのよ!
出なきゃいいのに。ちゃんと役割を果たす菅野美穂を見習いなさい、小僧!
あげくに優しそうなクセに木村○エラには★★ししちゃうしさぁ。まぁそれはプライベートだからいいんですけどね。

まぁこの役者で雰囲気からして、かなりのゆるい映画だろうなとは察するわけです。
で、こういう映画って。

コケるととんでもないことになるんですよ!
だってゆるいのが許されてるわけだから、見せ場がないままに2時間近く見せられたら、途中から見る事が楽しいことより義務に変わるわけです。そうなると地獄ですよ。ぬるま湯ヘル。

ですが、このお話よく出来ている。

2人の今置かれている境遇や生い立ちが、どういったものであるか。
その話を主軸に、ストーリーが月ごとにまとめられていて、意外に抑揚があるんです。
細かいストーリーも最終的には線になるし、いいですよ。

まずは2人がうまいんでしょうね。
松田龍平くん、やっぱ好きです。腹が立つ役柄なんですけど愛嬌だけで乗り切っている感じがすごくよく出てるんだよなぁ。あの屈託なく笑う感じとかうまいなぁ。
ラスト辺りのえいた(←変換めんどう)の長セリフもちゃんと見せ場になっていますし。
ちょっとどっちの役者も好きになっちゃいましたね。

フランダースの犬の展開もあとから考えると腑に落ちる。
泣く松田と泣かないえいた(←変換めんどう)。これがちゃんと意味を持ってくるんだから。
いいよ大森さん!

町田区というところはそんなに世間が狭いのか、と突っ込みたくもなりますが。
いや、そこは言うまい。ぼくは好きなんだから。

ですがこれだけは言わせてくれ!!
サウンドトラックをくるりに頼んだのは、間違いでしたね。
雰囲気合ってるところも随所にはあるんだけど、全編書かすとちょっと違ったかなと。

ここはガツーーーンとキてほしいところで、ぼやーーーっとしてましたから。BGMのせいで。
あれはいただけなかったですね。

うーん。気になったのはそこだけかなぁ。
大オチも甘甘ですけど、嫌いじゃないレベルですし。

最後は、好きなセリフを引用して終わろう。いや、ほんとおすすめだっちゃ!(ラム)

「きれいな肺を煙で汚してしまえ それが生きるっていうことだ」

くーーーー!(カビラ)

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2012年01月05日

村山1人語り「ピラニア3D」

今年は150本は観たいね。
ってことで、今年もよろしく。今回観た映画はこちら。

「ピラニア3D」


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あらすじ
1978年に大ヒットを記録したジョー・ダンテ監督の『ピラニア』を、アメリカの湖畔リゾートに舞台を移し3D映画としてリメイクしたパニック映画。
毎年恒例の春フェスタが開催されているアリゾナ・ビクトリア湖。大学生たちが、若い男女が浮かれ騒いでいる。そこにピラニアの大群が押し寄せ、湖はたちまち血の色に染まるのだった。


正直、2011年最初にコケたくなくってですね。
シネマハスラーで評判のよかったものを選んじゃいました。

もうはっきり言ってパニック映画です。
JAWSを代表とする動物パニック系はたくさん出ています。アナコンダとかね。
この映画もポスターがおもくそJAWSのパロディですからね。

いやー、ひどいっす。ひどいって誉め言葉を惜しげもなく使いまくりたい!!
そんな映画です!おしまい!!!



いや、まぁそれで終わるぐらいなら書くなって感じなんで書きますけど。

主人公がなんだか童貞感のあるオトコなんですよ。そこがいいね。
で無駄に音楽好きという設定。なぜか最初、PIXIESのTシャツ着てるからね。
ダメ男なのに部屋に「ラモーンズの激情」のポスターを貼ってるのは笑ってしまった。
最近は、もしかしたら手に職のない主人公ってのがハリウッドで流行ってんのかな。

春休み中のビーチで起きる惨劇というのもいいです。
今イチアメリカ大学生の春休みの雰囲気がつかめないんですが、あんなにバカなんですかね。
大体行われてるイベントが「Tシャツ濡らしまつり」ですからね。
♪おっ♪ぱい♪おっ♪ぱいで、コール&レスポンスとか。人間として情けなくなる。

でも、そこでDJがクラブでどっかどかに音出してて、それがピラニアの迫ってくる水中との明らかな違い、切迫感になってるし。
何よりもそれがヤツらを「救い難いな」と思って、助けてやりたい気持ちと薄れんだよね。
酒飲んでバカ騒ぎしている中に生まれる多幸感を、血しぶきが飛ぶどん底へと突き落とす!

もぉとにかくハラハラするんです。
襲ってくるまで分かってるんだけど、どうしようもなく1人でやきもき。
もういつの間にか襲ってくる様を待ってる自分がいるわけで。
はじまったーーーーー!となったら笑うしかないのです。

オチはあんま好きじゃないんですが、大オチは好きなんだよね。
90分に満たない上映時間も最高です。だって無駄なこと一切してないもん。

まぁ世の中にはブラックジョークがどうしても笑えないという人もいますし。
理屈の通らないところはあります。なぜピラニアを人ごみの中でショットガンで倒すのか、とか。嫌いだっていう人もいると思うんだけどさー。

おっぱいと殺戮と脱出と。
そろえばエンターテインメントだから、いんじゃね?って僕は思うのですけれど。
そんな評論じゃだめっすか??

あなたはどう見る?それが大事。



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2011年12月26日

村山1人語り 「阪急電車 〜片道15分の奇跡〜」

今回観た映画はこちら。

「阪急電車」

「阪急電車」のDVD 「阪急電車」の書籍

あらすじ
「フリーター、家を買う。」「図書館戦争」などで知られる人気作家・有川浩の原作小説を映画化。
兵庫・宝塚市の宝塚駅から西宮市の今津駅までを結ぶ阪急今津線を舞台に、最寄りに住む人々の、様々な人生が交錯する、片道15分のローカル線で起きる小さな奇跡の数々を描くヒューマンドラマ。
主演は中谷美紀、戸田恵梨香、宮本信子。共演に人気子役の芦田愛菜ら。

ヨメが観たいということでDVDで借りてきました。
僕の義理のお姉さん(ヨメの姉)が神戸に住んでるんですね。
で、そこへ遊びに行く時に何度かこの路線を使ったことがあるらしく、観たいと。
たしかに、自分が訪れたり触れたりした風景が映画になっている、と聞くと観たくなるものです。

ローカル線、といっても第2の都市、大阪の誰もが親しんだことのある阪急を使うあたりは、確かに映画としてもある程度の数字が見込めるわけでその狙いは間違いではないでしょう。
老若男女が分け隔てなく(金持ちはタクシー移動のため、いませんけど)集まる電車や駅といった場所は、人間関係を描く上で非常に扱いやすい題材。
なおかつ、世の中には鉄道ファンも多く、あげくに大阪人は愛県心(?)にあふれる人たちですから。

密かに隙間を狙っているようで、大ヒットを狙っていたんだと思います。

脚本家は岡田惠和さんという小説「ちゅらさん」や「おっぱいバレー」なんかを手がけた人、みたいです。

あの、根っこの話をします。
タイトルは、『阪急電車』ですよね?で、サブタイトルに『片道15分の奇跡』とあるんです。
でしたら、電車の中で物語が進んで行くのが、僕はスジだと思うのですけど。

電車、下りてからの話が多くないっすか?
あの時…みたいな回想がやたらと入るんですけど、それって電車の外での話じゃんか。
じゃあ、電車では奇跡は起きてない、ことになってしまうんですけど。

いやいや、電車で偶然乗り合わせた人と話をしたことが奇跡なのですよ。
とでも言うでしょうが。

基本的に、中谷美紀も戸田恵梨香も自己解決してるように見えるのですよ。
たしかに、ばあさん(宮本信子)に声をかけられたことで話が進んだ事に間違いはありませんが、そこから行動に起こしたのはこの2人がそれぞれ自分なりの解釈をしてやったことであって。
戸田に関しては、一言声かけられて絆創膏もらっただけでしょ。

奇跡でもなんでもねえし!!

たぶんですけど、小説の大事な心理描写を落としていませんか?唐突感が否めなくて。
物語のカギ、キモの部分だけ並べて、それがいい映画になるとでも?
映画ナメんじゃねーよ!!

大体、最初のシーンからげんなりです。
まず、登場人物が8人ぐらいいるんですが、そのキャラクターを大層ご丁寧に、わざわざ話の流れを静止画にして止めて、字幕スーパーでご紹介。テメーらは、朝の情報番組か。
会話の流れから、キャラクター紹介をすることは、日本の映画界は出来んのか??

冒頭は、男が相手の女性を連れて、すでに結婚の約束をしていた中谷美紀に破談を宣告するシーン。
すったもんだ話したあげくに、半ばあきらめきれない様子で中谷は男に「わたしを結婚式に呼ぶ事」という条件をつけます。

2人の結婚式をむちゃくちゃにしてやりたいと誓った中谷は、白いドレスを身にまとい、阪急電車に乗り込むのです。一同が騒然とする中そこで、宮本信子と出会うと。

僕がこの映画を撮るなら。
中谷美紀が純白のドレスを着て、電車に乗り込むところから映画をはじめます。
全部観て、一番強いのはこの映像なんですよ。中谷がキレイなのは言わずもがななんですから。
どうして、この人はこんな恰好で電車に乗り込むことになったのだろう?
それで引き込めばいいじゃんか。映画10本もみたらわかることだってば。

電車の中でしゃべるな!と注意をした宮本信子に拍手喝采?
ACのCMでもそんなこと教えてくれるわい!

ゆったりと情景描写をすりゃあええのに途中でちょいとアニメーション使ったり、とか。
スローモーションのところが重要なようで全く重要じゃない、とか。
それぞれの役者が自分の思ってることをセリフにするな、とか。渡鬼か。
男前役のやつが全然男前のように見えない、とか。
関西人で固めてるくせに、最初に出てくる安めぐみが付け焼き刃の関西弁、とか。
映像専門学生さんが作ったのか??

役者さんが頑張っているのに、全くいかされていない腐り加減です。

そんなに怒らんでもとお思いの方も多いでしょう。
でもこういったいい事をいってる「げ」な映画が一番の罪悪です。
続編でグダグダになってしまった映画なら、元々のファンしか観ないことにもなるし傷つける人は少なくてすむ。つまり誰も損しないからいいんです。

でも、こんな映画が蔓延してると映画=つまらないと思ってしまう人もいるのです。
お願いしますよ。プライド持って、映画作ってください。

一気にまくしたてましたが、こういう事をしてるとこう言われるのですよ。

テレビ屋映画だって。

あなたはどう観る?それが大事。
posted by 山本です村山ですドンです。 at 17:22| Comment(0) | 一人語り | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年12月24日

村山1人語り「恋の罪」

【今回は18禁映画を紹介しています。under18 Go Home!!!!!】

珍しくよっぱらっています。
寒いからね。ぼくの飲酒は防寒対策のみです。

今日サロンシネマで観て来たよ。こちら

「恋の罪」

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あらすじ
園子温監督が描く、21世紀直前に渋谷区円山町のラブホテル街で実際に起きた殺人事件からインスパイアされたオリジナル・ストーリー。
殺人課の女刑事、大学のエリート助教授、人気小説家を夫に持つ専業主婦の運命が交錯するサスペンス。充満する激しいエロス、過激なSEX描写などでも話題。


以前にも書いた前作「冷たい熱帯魚」で注目されたこともあり、大入りでした。
補助席で見ることになったぐらいでしたからね。でも思った以上に快適でした。
実際にあった事件からオリジナルの物語を作る3部作を作っていて、これはその第2弾ということになります。
わたくし自身も「冷たい熱帯魚」は、猛毒エンタテイメントとして超ド級の面白さでしたので、今作も気になって観に行った次第です。

主人公は、(境遇や立場は別として)感覚的には一般の共有し得る人物としておいて。
そこから狂人たちに巻き込まれる上で、一般人が狂人へと同化していく様を描いています。
それは「冷たい熱帯魚」の構図と一緒なんです。

ですが、今回のお話は主人公が女性。
一般的に見れば地位や名声を手に入れ幸福を手に入れている女性の裏に潜む空虚感が、すべての発端となるわけです。

神楽坂恵(小説家の嫁)は、満たされているのです。
超売れっ子小説家の奥様であり、生活には何一つ不自由していない。
そして、旦那の期待に応えることを唯一の生き甲斐、糧としています。
周りの目から見れば、勝者であるのです。

ですが、彼女が求めたものは深い愛だった。言葉では満たされない、本物の愛。
現実的に、生きる喜び=SEXを、彼女は半ば運命的に追い求めはじめるのです。
偶発的に発生したように脚本上ではなっていますが、あれは必然であったと僕は考えます。

愛を求めSEXをする。そこに愛がなければ男に対価(=お金)を要求しろ。
対価がもらえなければ、それは自分自身を他者に認めてもらったことにはならない。
しかし、男というのは対価を支払うことを要求する女を蔑む目で見る。
男も、そこに対価を支払うだけの覚悟で望め。それを望むことは女性として、当然の権利だ。

その思考回路には、人間関係とか建前とかそういったものを一切排除し、ただただ原始的に愛を求めた女性の姿がある。ただそれは社会通念上、ただの狂人なのですよね。

そして狂人としての「覚醒」を遂げる様は、誰が観てもすさまじく神楽坂恵の演技力の姿にただただ脱帽です。園さん、また追い込んだんだろうな。

連続殺人事件の真相という見せ方で物語を紡ぎ、そこが点と線で結ばれて行く様子はスリリングで、スクリーンを凝視したくないけど目が離せないという圧倒的パワーで、141分を押し倒します。

なのに後味の悪くないように出来ているのは、園監督の手腕と言えるでしょう。
だけど今回の作品に関しては、ちょっとキャラクターをデフォルメ化し過ぎた印象もあるかな。ややそれぞれのエクスキューズを描くために説明過多になり過ぎていますし。
それで現実感が薄れてしまっているのは、マイナスかな。

ただまぁやはり、女性の内面をシビアに扱っている作品だけに評価が難しいです。
実際にこういった深層心理が、女性にも在るものなのかは考えの及ばないところ。

「冷たい熱帯魚」のように、2度3度はぼくは観ないかな。
女性の意見を聞いてみたいところだが、まぁなかなか難しいかな。

ちょっと今回、酒入ってるんで乱文かもな。あんま笑いないし。すみません。
シラフん時に見て、ムカツいたら消すかも。

あなたはどうみる? それが大事。
posted by 山本です村山ですドンです。 at 05:39| Comment(0) | 一人語り | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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