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2012年03月21日

山本1人語り「東京プレイボーイクラブ」

うわお。出ました、まさかの山本一人語りです。山本です。

珍しくポッドキャストのお題以外に個人的に映画を観てきましたよ。
まさに今、横川シネマにて公開中、今週金曜までということで、これ読んでまあ観に行ってみたろうかななんて思ってくれた人がいたら幸甚の極みです。
それで本当に観に行ってくれたとして、面白かった面白くなかったは個人の主観だから僕を責めるのはやめてくださいね。山本です。

観に行った映画はこちら。



あらすじ
24歳新人監督・奥田庸介がエレファントカシマシの楽曲「パワー・イン・ザ・ワールド」にインスパイアを受けて書き起したオリジナル脚本。
血の気が多く、喧嘩沙汰で流れ者となった勝利(大森南朋)は行く宛もないまま、昔の仲間・成吉(光石研)の経営する店に身を寄せる。この店のボーイの恋人であるエリ子(臼田あさ美)もまた、さまざまなトラブルに巻き込まれこの店で働くことになった・・・。ハンパものたちが集まる『東京プレイボーイクラブ』。この薄汚れた東京という街の中で、彼らの運命はいったいどこへ転がるのか―――


ふぅ。。。これあらすじコンパクトにまとめるだけでかなり労力使いますね。早くも不安です。

何を隠そう私は大のエレカシキチ◯イなもんで、エンディングテーマに中途半端に昔の楽曲が起用され、しかも監督がその曲にインスパイアされて書き起こした脚本っていうんでそれだけで興味持つわけです。
えらい図太いことする監督がおるなあと、それだけで思っちゃうわけですね。

で、観に行くことは決めていました。
いつも映画を観るときは極力監督が誰それとか原作が何がしとか、そういう制作背景の情報はなるべく知らないままでいたいタイプなんです。その方がまっすぐ作品と向き合えるし、本当は好きなはずなのに、制作背景云々の情報が邪魔して好きと思ったことを自覚出来なかったりもしうるんですよね僕の場合は。流されやすい。
でも観に行く直前に知ってしまったんです。

監督が24歳。

・・・若造!

大丈夫かしらと不安にも思いつつも、いや若いからこそ、こういう背景だけでパッションを燃やして作れてしまった映画なんだと期待もできるし、と、+-0のフラットに自分を戻して観に行きましたよ。
前置きが長いですね。映画の批評なんてしたことないので、どう書くべきか書きながら考えているんですよねうん。

さて、前述のとおり若き監督の情念で撮った映画なのだろうと思っていたものの、意外や意外、全体的に“軽妙”なんです。観やすい。

舞台は東京(エレカシだから当然だよね!)の場末、やくざ者が行き交う繁華街です。
無鉄砲な勝利(かつとし)の行動からトラブルが生まれ、それを成吉が何とか収束させようと奔走するも、事態はどんどん悪化していき、エリ子は完全に不可抗力で巻き込まれていき、そんな不器用な3人がクライマックスではいよいよ窮地に立たされ、そしてエンディングへ。。。

・・・なんかハードボイルドな設定でしょ?でもなんかやっぱ軽妙なんです。
暴力描写は多くて痛さまで伝わる描写になっているけど、でもなんだか全体的に漂う軽妙さ。これは監督のユーモアと、スタッフ陣の細かーく目の行き届いた演出の妙なのだと思います。
成吉の可愛らしい北九州弁?だったり、やくざのボス「松ノ介」のお腹の刺青ど真ん中に「松」って入ってたり、SM趣味で乳首に流した電流が原因で死んでしまったり、シリアスな場面で偶発的にラジカセからチェリッシュの「てんとう虫のサンバ」が流れたりその他多数。まあ意図してやってるみたいです。

「てんとう虫のサンバ」が流れる場面は、世間一般的に生きられない人間の哀れをあぶり出してて、カタルシスを感じる演出で好きでした。映画を見せるための演出が素晴らしかったと思います。観てて若造が撮った映画だと意識することもなかったです。

そんな演出のもとで、ストーリー・構成はやっぱりちょっと甘かったかなあと思わざるを得ないかなぁ。(うわぁ批評って勇気いるなぁ)
個人的には勝利の内面の移り変わりを、もう少しだけ!ほんのちょっとだけでも描いて良かったのではないかと。何しろエンディングの要はそこなんです。勝利が最後に取った行動がエンディングなんです。とっ散らかってる割に、ストーリーの動き?うねり?って、そこだけだったりします。
あとはとにかくエレカシの楽曲からインスパイアされた世界観を「描いたぜ!」という風に感じました。

とか言いながら、僕はこの映画結構好きです。
軽妙なトーンに乗せながら、結局勝利のクライマックス(といっても全然劇的な終わりではないのだけど。)だけを残り香的に見せて終わる、という構造。
妙に渋いです。
勝利にストーリーを寄せなてないのが逆に渋みの素になっているのかな。あまりにも描かなさすぎなような気はしましたが。

「はちゃめちゃな世界に、一人の男が立っている。」ただそれだけなのです。
楽曲から引用するなら、「枯れ果てた大地の一輪の花」、なのです。
エレカシの楽曲から生まれたというのもファンとしては全く嫌じゃない世界観でした。
むしろよくここまでインスピレーションを広げれるもんだと感心しました。

でも最後に、1個だけ言いたいのです。
見終わってから買ったパンフの、プロデューサーとの対談記事から監督の言葉を抜粋します。

「実は映画のクライマックスシーンが大森(南朋)さんのアドリブなんです。これがなかったら、この作品は成立してなかったなあって。」

本当にあのアドリブなかったらどうするつもりだったのか!?

さすがかっこいいぜ!大森南朋!
もちろん光石研も!
やっぱりかわいいぜ!臼田あさ美!

ということで山本一人語りを締めさせていただきます。

あなたはどう見る? それが大事。

<予告編>
posted by 山本です村山ですドンです。 at 03:06| Comment(0) | 一人語り | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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