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2011年10月07日

村山1人語り「乱暴と待機」

今日観た映画はこちら。

「乱暴と待機」
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あらすじ
『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』に続く本谷有希子原作の映画化。監督は冨永昌敬。
木造平屋建ての市営住宅に引っ越してきた番上(山田孝之)と妊娠中の妻・あずさ(小池栄子)は、漫画のような眼鏡にグレーのスウェット姿で熱心に読経する奈々瀬(美波)と同居人の兄(浅野忠信)と出会う。そこからはじまるおかしくも悲しい物語。


「腑抜けども〜」は結構お気に入りの映画なんですよ。あれでサトエリ好きになりました。
それと同じ原作者、本谷有希子なので期待してみたんですけどね。

この人の描く人物は、ある程度過剰なんですね。何かしらの行き過ぎから作られるシルエット。これでいうところの奈々瀬の「人を傷つけたくない」という性格ですね。

思い切った作風で、それが現実とリンクした時に思わぬ問題提起を醸し出して、カウンターパンチを放つ時があるように思うのですが。

こういった人物を描く場合、対象は1つであるべきだと思います。
つまりは、狂人は1作品につき、1人で十分だと。

あらすじで述べた全員(4人)が狂っているんです。
過去のトラウマから「人を傷つけたくない」と全てを受け入れる女(美波)
復讐するためにオンナと共同生活してその機会を窺うのぞき趣味の男(浅野忠信)
高校時代にオトコを寝取られたことを理由に、嫌がらせをし続ける女(小池栄子)
無職でさして理由もなく隣に暮らすオンナと寝る男(山田孝之)

で、こうなってくるとですね。正直、無法地帯なんですよ。世界観があいまいになってくる。
どこに心のやり場を持って行っていいのかわかんないんです。
ヤンキーばっかりの高校みたいなもので、問題だらけでどこ怒っていいのかわかんないじゃないですか。そんな感じです。

コントにしてもツッコミがいるからこの世界の「正しさ」がわかるわけで。
いや、時にはボケボケボケボケが楽しいのも知ってはいますが。
それなら分かりやすい「器」(説明不要になり得る場所の提供)が必要なんではないか、と。
誰かが中心にいてくれないと、どこがマトモなのかが分からないから笑っていいのかなんなのか。この作品に関しては時代背景さえもぼやかしてますから。

兄妹の理由付けには納得いく部分もありましたが、夫婦の方はよくわからんかったなぁ。

理由づけを全てせい!と思うほど僕はきっちりしいではありませんが。
ちょっと勢いだけで乗り切り過ぎた感のする映画で、僕は2度と観ないと思います。

役者さんはいい味出してると思いますが。個人的に浅野さん、こういう役はもういいですよ。
なんだかトリッキーな役者さんというイメージがつき過ぎちゃってる気がします。

あと小道具、もう少しどうにかならんかっただろうか。
浅野さんが何年も住んでいる、という設定のわりにはジャージがピカピカで。

なんだかなぁでした。

あなたはどう見る?それが大事。
posted by 山本です村山ですドンです。 at 04:59| Comment(0) | 一人語り | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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