【おしらせ】 不定期ながら活動して参りました映画Podcast「ポッドキャストでつかこ※う※へ※い」は3人の度重なる議論の末、ある一定の水準に達したという結論に達し、解散の運びとなりました。永きにわたる御愛顧、誠にありがとうございました。 なお、活動母体として使用していたSeesaaブログは存続しますが、今後の更新は予定していません。Twitter、Facebookページ、Mixcloudは7月末日を持ちまして、運営を終了します。 何卒、ご了承くださいませ。

2011年09月02日

村山1人語り「ゲゲゲの女房」

村山です。
それにしてもこのブログ、一向に見られてる空気がないですね。
みなさん、知っていますか?都会では自殺する若者が増えているそうですよ♪(陽水)

「ゲゲゲの女房」(2010)
images.jpg


あらすじ
「ゲゲゲの鬼太郎」で知られる漫画家・水木しげるの妻・布枝の自叙伝を映画化した本作。
見も知らぬ二人の男女が夫婦となり、家庭を築いて行く様子が誠実に描かれている。
主演:吹石一恵(妻•布枝)宮藤官九郎(水木しげる) 監督:鈴木卓爾


を観ました。

先に自分の立場的なものを伝えると、NHK朝ドラはあまりマジメにみてません。
熱狂的なファンではない旨、伝えておきます。あれだけヒットしましたからね。

というか、はじまる時点で非常に違和感があったものでして。
役者どうこうと言う以前に「向井り」があまりに自分の知っている水木しげる像とかけ離れているんですよ。
おじいちゃんの姿しか見たことがない!というのはあるでしょうし。
そんなこと言ったって、雰囲気近い人選んだって数字とれないでしょ、みたいなの裏の空気も汲みますが。

だけど!せやけどっ!
あんなにかっこよくないだろっ!この話の主人公は、荒木飛呂彦かっ!(ジョジョの人ね)
と乗り切れずにいたのです。

他方、映画のしげるは誰かと言えば、クドカン。
見た目の近似値は言わずもがなですが、これがすばらしい。
映画版で描く時代は【結婚〜漫画家成功前夜】。
なのでクリエイターとしては終始不遇の貧乏時代が続くのですが。
その金のなさが表情、ガリガリのしょぼいボディー(誉めてます)からにじみ出ていて、すばらしいのです。もちろん芝居も。

吹石一恵もすごく美しい。所作にこだわった節が見えます。
今ではなかなか見かけなくなったであろう、主人を立てながら懸命に我慢と理解を重ねていく様には、男性一同キュンとならずにいられません。
床拭き掃除をしている吹石の尻がむかってくるシーン。なんとでも言うがいい。好き。

プロデューサー&監督さんによる、オーディオコメンタリーも拝聴しました。
によると、「1シーン1シーン、かなりの回数リハーサルを重ねた」とありました。
その丁寧さが映像にも表れていて、長回しでもそれが表情に生きています。
セリフも最小限で説明過多になりすぎない作り。見る相手の想像に委ねる。

だけど!せやけどっ!
都会的な風景はあえて映像に織り込んでます。
時代設定には明らかにおかしい近代的なもの(パルコとか)が、堂々と背景に映り込んでいる。昨今のCG技術で消す事もできたでしょうに、それは一切やらない。

最初はすごく不思議に思いました。しかし、僕は観ながら気付いたのです。
時代考証、時代背景が大事なこのお話で、なぜ、そういった発想につながるのか。

「映像美を求め1シーン1シーンにこだわりぬくこと」と、「都会的な風景を織り込むこと」。この2つの二律背反とも言えるこだわりが、1つのイコールでつながったんです。

それは、圧倒的な自信からくるもの。
カメラワーク、役者の行動やセリフへ心血を注いだのだから、それでいい。
それがこの映画のすべてなのだから。そこで見る人を魅せれば、引き込めば、あとはそれぞれの想像力の世界にゆだねる。映画の役目ははたすのだと。

つまりこの2つの決断は「映像作品はどこまでを見る人に提供すべきなのか」という絶対的命題に対する1つの回答、なのです。Bravo!

最後に伝えられるメッセージは「1つの夫婦、パートナーとしての形」。
どこにもムダは見つかりませんでした。

ヨメは「退屈だ」と言って先に寝ましたが。
好きとか嫌いとかじゃなく、人生ではじめて「こんな映画撮りたい!」と思わせてくれました。

あなたはどう見る?それが大事。
posted by 山本です村山ですドンです。 at 04:35| Comment(1) | 一人語り | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
先生、このブログ更新通知のTwitterアカウント、フォロワーは3人です。

僕、ゆみこさん、81くんです。
Posted by 山本です。 at 2011年09月03日 01:34
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。