今回は、山本氏がほとんどしゃべっていませんが、それは風邪ひいてたからです。
おかげでわたしとどんがかなり多めにしゃべっております。
しかし改めて聞くと、わたくしも相当な鼻声ですね。
山本氏は「物語がくそつまらん」と申しておりますが、それは男性ならではの視点ですね。
女性【松田聖子か中森明菜でいうと、中森明菜に属する女子】は誇張ではありながらも、どこかこのお話に共感を覚えてしまうのでしょう。原作者のいきさつも相まって、フォロワーを生んでいるのはわかる気がします。
どん氏はボロクソに言いながらも、蜷川実花を最終的には各所で評価しているのがポイント。
木村氏は僕らに偏りつつも「女子は物語にカタルシスがなくてもおしゃれであれば見れるそれが女子説」を推しています。編集長・村山が突然思いついたので口走りましたが「ヘルタースケルター天下一品説」は結構有効打ではないでしょうか。
編集長がとにかく言いたいのは、おっぱいを大切にしろ!
エロはちゃんとしなさいと言いたいのです。
これはアーティスティックだから、とか。そんな目線で見ないでね、とか。
そんな前口上はいらない!エンターテイメントである映画には、通用しないのです!
どう考えてもちゃんとやることが、正しさです。それだったらやらなければいいとさえ思います。
R指定だって、そうすれば下げれるはずなんだから。
ただね。最終的に最下位という順位になりましたが。
この映画が抱えている「つまらなさ」の根幹は、「ほかの邦画が抱えているつまらなさ」とは別なんですよ。
今、邦画に蔓延しているつまらなさの理由は、俗にいう「テレビ屋映画」のつまらなさなんです。
つまりは「説明過多」。セリフで自らの感情から状況までをすべて描写する形が多いんですね。
そして、楽しそう。うれしそう。悲しそう。そんな雰囲気「だけ」で見せてしまうのが、最近の邦画の病理です。
で、2時間をオーバーさせることで、THE MOVIEと銘打つ。
それとは明らかに「つまらない」の理由は、違う。ならば未来はあるのではないか。
それが僕の見つけた、この映画一筋の光です。だから1800円返せ!とはまるでならなかったんだよなぁ。
この「つまらなさ」の違いは見なければ分からなかったことですから。
やっぱり、見るって大切なんです。おれが臼田あさ美だったら大自然の飛び石の上で叫んでるよ。
さぁ、次回からはしばらく番外編をお届け。
「ポッドキャストでつかDVD」がはじまります。
初回は「どん編」をお送りしますので、お楽しみに。
とりあえず、引越しがんばってね山本氏。それでは。村山でした。
さよならタイガー・リリィ。